第92回選抜高校野球大会出場校の救済措置を考えてみた
今回は選抜高校野球大会の救済措置を考えてみます。
前回の記事もあわせてご覧ください。
さて、今回中止になったセンバツですが何か代替案
がないか検討してみました。
1.夏の大会への出場権
元阪神の赤星氏も言われてましたが今回出場できなかった高校が夏に出場できる権利を与えるというものです。
これは現実的に考えて少し厳しいんじゃないかと思います。
出場校が100校近くになり、甲子園のスケジュール調整、確保がまずできないこと、開催までの準備期間が大幅に変わってくるなど運営側も困難をきわめそうです。
2.夏の大会と同時に開催
この措置をしてしまうと夏の予選は32校抜きで開催になってしまいます。
無条件で出場できる32校が予選に参加する場合勝ち上がって代表となるメリットもありません。
そもそも上記と同じで、開催日程、球場確保が困難です。
3・夏の大会後に開催
これは張本氏の案ですが秋ぐらいに別で大会を開催すればいいのでは?という意見。
こちらにしてみれば夏と被ることもなくスムーズにいきそうですが、またしても球場の確保に加え3年最後の夏の大会後ということで選手のモチベーションがどうなのか、国体出場校になっている場合も日程が過密になりそうです。
また新チームの秋大会の調整も難しくなってくるでしょう。
4.他球場との併用開催
高校サッカーのように準々決勝あたりまで他球場で行い、準決勝から甲子園。
第92回センバツの優勝校を真剣勝負で決めるという点だけで考えれば甲子園にこだわる必要もありません。
ただし開催時期をいつにするか、スケジュール調整、さらには複数球場の確保をしないといけません。
まとめ
今回の中止は世界的なウイルスの脅威があるため高野連の決断も仕方なく思われます。
誰かにとって最後のOOになったかもしれない、出場したことによって人生に変化があったと考えるとやりきれないですね。
しかし上記のような措置も考える余地はあり、高野連の判断を待つのみになりますね。
また、球児の意見も聞きつつ選手ファーストでの決断をお願いしたいですね。
前回の記事の最後で、『自分の答えを出し次のステージ、将来へつなげられる強さを持ってもらいたい』と書きましたが、それを高校生という若者ができるように高野連の方々、大人の方々が導いてあげないといけないのではないかと感じました。